「お風呂のついでに染める」と思っていました
白髪が増えてくると、染める頻度も上がってきます。
そうなると気になってくるのが、繰り返し染めること自体、どうなんだろうということ。今後ずっと染め続けるなら、もう少し穏やかな方法はないかな、と思い調べてみることにしました。
白髪を目立たなくする方法にはいくつか種類がありました。
- 一般的なヘアカラー(美容室・市販)
- カラートリートメント
- カラーシャンプー
- ヘアマニキュア
- (他にもあるかもしれません。私が候補にしたのはこのあたりです)
今回私が選んだのはカラートリートメント。「トリートメント」なら、いつものトリートメントの代わりに毎回使えば、ヘアカラーほどの瞬発力はないとはいえ、徐々に染まっていくんだろう——だって、ほぼ毎日使うんだから。そう思っていました。
この思い込みが、そのまま失敗の原因でした。
最初に使ったとき、私の感想は「着色が薄いな」でした。商品が悪いのかと思いました。違いました。使い方が間違っていたんです。
私が気付いたこと。カラートリートメントは、手軽な白髪染めではありません。 ちゃんと染めようとすると、やることはホームカラーとほぼ同じです。それを知らずに買うと、「思ってたのと違う」という結論になります。
この記事が向いていない人
- お風呂で、シャンプーのついでに手軽に済ませたい人 … それでも使えますが、染まりは不十分になります。「ついでに」を求めるなら、この方法自体が合っていません
- 1回で、しっかり染めたい人 … 繰り返して少しずつ濃くしていくものです
- 頭皮に傷・はれもの・湿疹などがある人 … 商品にかかわらず、その部位には使えません
逆に「染まると思って買ったのに、思ったほど染まらなかった」という人には、たぶん役に立ちます。
選ぶときに見た3つのこと
商品名を出す前に、私が何を基準に決めたかを書きます。ここが決まらないと、いくら商品を見ても選べません。
① 酸化染毛剤ではないこと
私はジアミンなどが入っていない、いわゆる酸化染毛剤ではないことを条件にしました。
酸化染毛剤とは、いわゆる一般的な”ヘアカラー”で、アルカリ剤で髪の表面を開き、過酸化水素で元の色を抜きながら、内部で発色させる仕組みです。しっかり染まって色が長持ちします。
一方、カラートリートメントは、これらを使わず髪の表面に色をのせる方式です。色を乗せているだけなので、洗うたびに少しずつ色が落ちます。
どちらが良い悪いではなく、やっていることが違う。 私は、ヘアカラーなら美容室でできる。だったら、違う方法だったら髪や頭皮がどうなるかを試してみようと思いカラートリートメントを選びました。
② 色味(好みの色があるか)
白髪染めの種類によってはだんだん赤やオレンジみのある髪色になることがあります。私はそれを避けたいため、「アッシュ」「モカ」系の色があるかどうかを判断基準にいれました。
③ 風呂場にあってもオシャレだとなお良し
生活感あふれるスペースは苦手なので、自分好みの見た目であることも個人的には外せないポイントです。
私が買ったカラートリートメント
クレイエンス クレイスパ カラートリートメントを使っています。
- 全4色(ローズブラウン/キャラメルブラウン/モカブラウン(私はこの色!)/アッシュブラウン)
- 内容量 235g、ポンプ式
適当に使っていたら染まらない
最初は、使用方法などほとんど確認せず、適当に使っていました。
シャンプー後にかるくタオルドライして、数プッシュだして気になる根本中心に全体になじませて5分置く。私は肩にかかるくらいのボブ(ぎりぎり結べる長さ)なので、当時1回に使っていたのは3プッシュくらいでした。
これでも、普段使用しているトリートメントよりはずっと多い量です。「染めようと思うと意外と使うな~」なんて思いながら出していました。毎日続けてみても、仕上がりはほんのり色づくくらいで、白髪ってことは分かる程度。こんなものか…と肩を落としたことを覚えています。
でもそれは、使用量も使用方法もまったく足りていなかったからでした。
染めたいなら、ケチるな!本気でやれ!
メーカーの公式サイトには、使用量の目安がこう書かれています。
【ショート】5〜6プッシュ(約20g)、【ミディアム】10〜11プッシュ(約40g)、【ロング】20〜21プッシュ(約80g) ※ 目安量ですので、髪に行き渡らないと感じた時、染まりが悪いと感じた時は、量を増やしてご使用ください。 (クレイエンス公式サイト FAQより)
私の場合は目安ではミディアム以上。つまり、1回10プッシュ以上は使わないといけませんでした。
今では15プッシュくらいを目安に使っています。
3プッシュから、15プッシュ。5倍です。一度に60g使うので、1本はたった4回分。
普通のトリートメントの感覚では「多すぎる」と思うかもしれません。私もそう思いました。
でもちゃんと根本からムラなく染めようとすると、これくらい必要なんです。
これは「トリートメント」ではなく「ホームカラー」
変わったのは量だけではありません。作業そのものが別モノになりました。
最初(染まらなかったやり方)
- お風呂で、シャンプーのあと
- 濡れた髪か、少しタオルドライした髪に
- 手のひらに3プッシュくらい出して、気になる根本部分を中心に手でなじませる
- 5分ほど置いて、流す
いま(染まるようになったやり方)
- リビングで、椅子に座って
- 乾いた髪に(シャンプー前)
- コームでブロッキングしながら、15プッシュ前後を全体に塗っていく
- 塗り終わってから、お風呂で流す
シャンプー後の濡れた髪にも、シャンプー前の乾いた髪にもご使用いただけます。(中略)しっかり染めたい場合には乾いた髪へのご使用をおすすめしております。 (クレイエンス公式サイト FAQより)
濡れた髪だと水分で薄まる分、しっかり染めたいなら乾いた髪、ということだと理解しました。
そして乾いた髪全体にたっぷり使うということは、お風呂の外でやれるということ。浴室内で濡れた体のままやれる作業ではありません。風邪ひきます。
もう「トリートメント」ではありません。ホームカラーです。
私の段取り(ここが一番の工夫)
やることがホームカラーと同じなら、段取りもホームカラーに寄せたほうが早い。いま落ち着いているやり方を書きます。
用意するもの
- カラーリング用のコーム
- 手袋
- ケープ
- ラップ
今は、ケープは使っていません。 めんどうになってやめました。手袋も左手だけです。右手はコームを持つので、そこまで汚れませんでした。

手順
- ラップの上に、15プッシュ前後を先に全部出しておく これが一番の工夫です。塗りながらポンプを押すと、量が分からなくなるうえに手が止まります。先に出しておけば「これを使い切る」だけになります
- コームですくいながら、一番気になるところから塗る 私は前髪とこめかみから始めます。ここが一番目立つので、結果的に一番長く置けることになります
- ブロッキングしながら全体へ ここまでで10分は普通に過ぎます
- 塗り終わったらお風呂へ行って、メイクを落とす これをしている間に、最後に塗ったところでも5分以上は余裕で経過します
- 洗い流す
私は「放置時間」を別にとっていません。
公式の基本は5分、染まりが足りなければ最長30分以内。でも塗るのに時間がかかるので、その時間あえてとらなくていいんです。 気になるところから塗り始めるだけで、そこが自然と一番長く置かれます。
「5分置く」を待ち時間として構えると、面倒で続きません。待たない段取りにするのが、続けるコツです。
ペースは2〜3日に1回。これくらいの間隔だと、色が抜けきる前に重ねられます。
使ってみて分かった不満と、その対処
① 塗るのに時間がかかります。これが最大の不満です。 ブロッキングして、コームで塗って、を繰り返すので、作業としてはホームカラーと同じです。「手軽な白髪染め」を期待していると、ここで裏切られます。
→ 対処:ないです。ここは割り切るしかありません。ただし「これはホームカラーと同じ作業だ」と最初から分かっていれば、失望はしません。 私がこの記事で一番書きたかったのは、そこです。時間が取れない日は、無理にやらない。そのほうが続きます。
② 1本の減りは、思ったより早いです。 公式の目安(ミディアム10〜11プッシュ=約40g)から逆算すると、1プッシュはおよそ3.7g。私は15プッシュ前後なので、1回あたり約55g。内容量235gなので、1本で4回強という計算になります。2〜3日に1回のペースだと、10日〜2週間で1本です。
→ 対処:1本だけ買うと「効果を判断する前に無くなった」となりかねません。しかもメーカーは「使い始めは3〜5回連続で使用」を推奨しているので、最初の1本は立ち上げでほぼ消えると思っておくとあとでがっかりしません。
③ 元の髪色より明るくは染まりません。 公式にも明記されています。明るくしたい人の道具ではありません。
買ったあと、最初にやること
- パッチテスト(肌に不安がある方・過去にかぶれたことがある方は必ず) 公式の手順は「腕の内側に10円硬貨大を薄く塗って自然乾燥 → 24時間放置 → 30分後と24時間後に観察 → 異常がなければ使用」。異常を感じたら直ちに洗い落として使用しない、とあります。
- 100円ショップでコームと手袋を買う(ケープはお好みで。私は使っていません)
- やる場所を決める(お風呂ではなく、洗面所かリビング)。ここを決めないと、結局お風呂でなんとなく使って染まりません
- 使う量を先に決めて、ラップに出しておく(ショート5〜6/ミディアム10〜11/ロング20〜21プッシュ)。目分量にしない
- 使い始めは3〜5回、続けて使う(公式推奨)。1回で判断しない
まとめ:染まらないと感じたら、この順に見直す
- 「お風呂でついでに」をやめる(乾いた髪に、お風呂の外で)
- 適正な量に増やす(ショート5〜6/ミディアム10〜11/ロング20〜21プッシュが公式の目安)
- ラップに必要分を先に出してから、コームで塗る(出しながらだと面倒になり、足りなくなる)
- 気になるところから塗る(塗る時間が、そのまま放置時間になる)
- 使い始めは3〜5回続けて使う(1回で判断しない)
商品を変える前に、まずこの5つ。私は3プッシュを15プッシュにして、場所をお風呂からリビングに変えただけで、「染まらない」から「染まる」に変わりました。
手軽さを求めて買うと失敗します。でも「ホームカラーと同じくらい手間はかかるもの」と分かって使えば、ちゃんと仕事をしてくれます。
私個人の感想ではありますが、トリートメントなだけあって指どおりはサラサラ、ツンとしない、いい香りです。ちゃんと染まる方法さえ習得できれば満足感は高いと思います。
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この記事が誰かのお役に立てたら嬉しいです。
※仕上がりや効果には個人差があります。お肌に異常が出た場合は使用を中止して、皮膚科を受診してください。
